(このページは2021年12月5日に作成されました)
アクチュアリー留学を決意したときに見るべきサイト
「どの大学に留学すべきかわからない」
この記事は、そんな学生に向けて書いています。
僕も、留学を決意した20代後半の頃、同じ気持ちでいました。
英語力が向上しない、異国の地での生活が不安、留学手続きがわからないなど、多くの不安にかられる日々を過ごしていました。
でも、留学したい大学を見つけた後は、目標が明確になり、少しずつ不安が解消されていきました。
目標を明確にするための第一歩は、留学したい大学を見つけることです。
米国アクチュアリー会は、そんな学生向けのサイトを公表しています。
どの国の、どの大学に留学すれば、アクチュアリアル・サイエンスを学べるのかを見ていきましょう!
アクチュアリー・プログラムのある大学
米国アクチュアリーの評価に基づく3つの区分
米国アクチュアリー会は、大学のランクを以下の3つで区分しています。
- UCAP-IC (Introductory Curriculum):少なくとも米国アクチュアリーの一次試験2科目をカバーし、少なくとも1つのVEEトピックの承認を得ていること。
- UCAP-AC (Advanced Curriculum):少なくとも米国アクチュアリー試験の一次試験4科目(うち1つはExam LTAMまたはExam STAM)のコースをカバーし、すべてのVEEトピックの承認を得ていること。
- CAE (Centers of Actuarial Excellence):CAEは、米国アクチュアリー会が大学に提供する最高レベルの認定。CAEは、学位、カリキュラム、卒業生数、教員構成、卒業生の質、適切な学術的統合、産業界とのつながり、研究/奨学金に関する8つの具体的な要件を満たす必要があります。
ランク | 大学数 |
UCAP-IC | 176 |
UCAP-AC | 98 |
CAE | 33 |
合計 | 307 |
目指すべきは、CAEの認定を受けている大学ですね!
どの国の大学に留学すべきか?
いずれかの認定を受けている大学数が最も多いのは、米国。224もの大学が認定を受けています。
ランク | 大学数 |
UCAP-IC | 147 |
UCAP-AC | 60 |
CAE | 17 |
合計 | 224 |
次に多いのが、カナダ。認定を受けている大学数は21校です。
ランク | 大学数 |
UCAP-IC | 6 |
UCAP-AC | 7 |
CAE | 8 |
合計 | 21 |
3番目に多い国は、中国。18校が認定を受けています。
ランク | 大学数 |
UCAP-IC | 6 |
UCAP-AC | 11 |
CAE | 1 |
合計 | 18 |
その他の国は以下の通りです。
- オーストラリア
- カメルーン
- エジプト
- フランス
- 香港
- インドネシア
- イスラエル
- イタリア
- バーレーン
- クウェート
- レバノン
- マレーシア
- メキシコ
- フィリピン
- ポルトガル
- カタール
- シンガポール
- 韓国
- スペイン
- 台湾
- トリニダード
- 英国
- ベトナム
どの程度の英語力が必要なのか?
大学によって要件は異なりますが、米国であればTOEFL、英国であればIELTS、カナダやオーストラリアは両方で、英語力の最低要件を規定することが多いです。
TOEFLであればiBTで80点程度、IELTSであれば6.5ぐらいが、学部レベルの英語要件の目安です。
例えば、ヘリオットワット大学の場合、
という感じで、米国アクチュアリーサイトからのリンクで英語要件にたどり着くことができます。
英語の勉強の一環だと思って、各大学のサイトで英語の要件を探してみてください!
卒業後の就職は?
北米の日本人留学生で有名なのはボストンキャリアフォーラム。
世界最大の日英バイリンガルのための就職・転職イベントです。
留学時代の友人も、このフォーラムに参加して、就職先をゲットしていました。
2020年の参加企業は176社。うち、アクチュアリー関連の会社を見てみると、
- アフラック
- EY
- AIG損害保険
- KPMG
- ゴールドマン・サックス
- JPモルガン
- 損保ジャパン
- 第一生命
- トーマツ
- 東京海上
- 日本生命
- 野村証券
- PwC
- プルデンシャル生命
- モルガン・スタンレー
以上、米国アクチュアリー会のサイトから、留学関連の情報をピックアップしてみました。
留学は、人生にとっての大きな決断だと思います。
でも、自分のアクチュアリー留学の経験を踏まえると、その後のキャリアにポジティブな影響を及ぼすこと、間違いありません。
本サイトが、留学への最初の一歩を踏み出すきかっけになると良いな、と思っています。
留学はちょっと…という方は、以下の記事も参照ください。