アメリカの保険会社が契約者向けにApple Fitness+を1年間無料で提供
Apple Fitness+とは、Apple Watchを利用し、動画を見ながらワークアウトを効率的に行える月額料金制のサービスのこと。2021年9月に15か国でサービス提供が開始されたが、日本でのサービス展開はまだとなっている。
米国では、保険にFitness+を付加する動きがある。例えば、アメリカの保険会社UnitedHealthcare。加入者に1年間のApple Fitness+無料のサービス提供をはじめた。UnitedHealthcareは、過去にもApple Watchを装着し、日々の健康目標を達成した場合に保険料を1,000ドル(約11万円)差し引くサービスを提供していた。
Apple Fitness+で、より健康的なライフスタイルに
- UnitedHealthcareは、Appleとの協力関係を拡大し、Apple Fitness+を、追加料金なしで数百万人の会員に提供
- 11月1日より、Apple Watchを所有するUnitedHealthcareの被保険者は、プラン特典の一環として、Apple Fitness+に登録し、追加費用なしで1年間のサブスクリプションを受けることができるようになる
- 自費診療の医療プランを持つ雇用主は、来年から、Apple Fitness+の12か月分の利用権と25ドルのAppleデジタルギフトカードを提供する「Apple Fitness Bundle」を購入できるように
Apple Fitness+が字幕対応で提供国拡大 日本での提供は未定
- Apple Finess+の提供国は現在6カ国(全て英語圏)
- これに15カ国追加される。追加されるのはオーストリア、ブラジル、コロンビア、フランス、ドイツ、インドネシア、イタリア、マレーシア、メキシコ、ポルトガル、ロシア、サウジアラビア、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦
日本におけるフィットネスサービスを見ると、そこまでトレーナーの個性を重視する傾向にはなく、むしろ自身で継続的にワークアウトをこなすイベントを重視する傾向にあるように感じる。任天堂の「リングフィット アドベンチャー」に代表される、コンシューマーゲーム機を活用したフィットネスがコロナ禍で人気を博している状況は、海外との嗜好・傾向の違いを示しているといえよう。
そうした文化の違いがあるからこそ、単に言語対応しただけでは、米国のスタイルを取り入れたApple Fitness+の利用が進まないとアップルは判断したとみられる。フィットネス文化が比較的米国に近い傾向にある国を選んで展開するなど、慎重な姿勢を取っているのではないだろうか。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00297/101100041/?P=3
Apple Fitness+、体幹や姿勢がテーマの新メニューや音声コンテンツが追加
- 「Collections」と呼ばれる利用者の目的に応じた以下のメニューを選択できるサービスを1月10日から提供
- 30日間体幹チャレンジ
- ピラティスで姿勢を改善
- ヨガのバランスポーズをマスター
- 最初の5,000マイル(約8,000キロ)を走る
- 背筋を鍛えて腰をストレッチ
- より良い眠り