三井物産が香港で医療保険に参入した出資先を見ると、ライフネット生命の岩瀬さんがシニアアドバイザーだった件

三井物産、香港で医療保険に参入 カナダ大手と共同出資 - 日本経済新聞

三井物産がアジアで医療保険事業に参入する。カナダ保険大手のサンライフと共同で、香港のインターネット専業保険会社に出資した。共同で出資した額の合計は2260万ドル(…

Bowtie raises US$22 million from Mitsui, Sun Life

香港で初めてバーチャル保険のライセンスを取得したボウタイは、三井物産が主導し、既存の投資家であるサンライフ香港が参加するシリーズB1資金調達ラウンドで、2,260万米ドル(3,040万SGドル)を調達しました。

三井物産は、日本最大級の商社であり、世界最大級のプライベート・ヘルスケア・サービス・ネットワークであるIHHヘルスケアの筆頭株主でもあります。

ボウタイは、今回の三井物産による出資を機に、アジアでの事業展開を拡大し、価値あるヘルスケアを共同開発していきます。

2019年の立ち上げ以来、ボウタイは4万人以上のお客様に30億米ドル以上の保険金額を提供しており、香港で最大級のダイレクト保険会社となっています。

今回の投資により、ボウタイは、香港の8,860億米ドルの保障ギャップへの対応、アジア全域での事業拡大、医療機関との密接な連携に照準を合わせたとしています。

ボウタイの共同創業者兼共同CEOであるマイケル・チャンは、「三井物産との提携により、お客様が保険と医療の両方のシステムを利用する方法を根本的に再設計し、サービスの質を向上させながら、真に手頃な価格で利用できるようになることを嬉しく思います。」と述べました。

三井物産の子会社であるMBKヘルスケアマネジメントのCEOである佐藤浩一郎は、「今回の投資は、当社にとって初めての医療保険会社への投資であり、医療保険会社は、バリューベースのヘルスケアのエコシステムにおいて、長い間、欠けていたパズルのような存在でした。私たちは、医療をよりアクセスしやすく、より手頃な価格で提供するという共通のビジョンを持っていることから、ボウタイを選びました。ボウタイはアジアで最も有望なインシュアテック・スタートアップの一つであり、最新のテクノロジーによって医療保険を破壊するという野心を持っています。」

Bowtie appoints Daisuke Iwase as senior advisor

香港のバーチャル保険会社であるボウタイは、岩瀬大輔をシニアアドバイザーに任命しました。

岩瀬は、日本初のデジタル生命保険会社であるライフネットを共同設立した人物です。

岩瀬は、元香港財務長官のジョン・ツァン氏とともに、ボウタイがアジアを代表するバーチャル保険会社になるためのアドバイスを行います。

現在は、香港に拠点を置き、フィンテックやヘルステックのベンチャー企業を対象とした戦略的アドバイザリーファームであるTiger Gate Capitalのマネージングパートナーを務めています。

以前は2019年までAIAのグループ・チーフ・デジタル・オフィサーを務めていました。

岩瀬は次のように述べています。「ボウタイのような急成長を遂げているチームに参加できることを嬉しく思います。テクノロジーの変化のペースは加速し続けており、お客様は今まで以上にデジタルチャネルに対応しています。ボウタイは、このチャンスを逃さず、チャレンジするための体制を整えています。」

ボウタイの共同創業者兼共同CEOであるマイケル・チャン氏は、「ボウタイを含む新しいデジタル保険会社はすべて、ライフネットをよく研究しています。岩瀬氏は真の先駆者であり、若い起業家に惜しみなくアドバイスをしてくれています。岩瀬氏は、ボウタイの成長と今後の拡大において、若いチームを導いてくれると確信しています」と述べています。

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