テスラ、安全性スコアに基づく保険商品をテキサス州で展開

Tesla rolls out Safety Score-based insurance product in Texas

テスラは、カリフォルニア州での販売開始から2年を経て、テキサス州でも顧客への保険販売を開始しました。

しかし、テキサス州でのバージョンは異なります。

テスラは、最近開始した「完全自動運転」のベータテストに参加するドライバーを選別するための「安全スコア」機能を使って、運転行動をリアルタイムに評価するとしています。

つまり、ドライバーは、前方衝突警告の回数、ブレーキの強さ、旋回の積極性、前の車との距離の取り方、オートパイロット使用時にハンドルから手を離さないかどうかなどによって、月々の支払額が少なくなったり、多くなったりする可能性があります。

テスラは、カリフォルニア州で保険料を設定するために運転行動の指標を使用していましたが、リアルタイムではなく、統計的な評価に依存していました。

今回のテキサス州での提供は、他の保険会社が提示する保険料の算出方法とは大きく異なる。

車に取り付けられたテレマティクス・ドングルのデータに依存する保険会社でも、年齢などの他の要素を考慮しています。

テスラは当然のことながら、その違いをアピールしています。

他のテレマティクスや使用ベースの保険商品とは異なり、テスラではお客様の車両に追加のデバイスを取り付ける必要はありません。

テスラは、車両内の特定の機能を使用して、あなたの実際の運転に基づいて保険料を評価します。

他の保険会社で使用されているクレジット、年齢、性別、クレーム履歴、運転記録などの従来の要素ではなく、あなたの運転行動に基づいて毎月の支払いを行います。

テスラの保険を利用すれば、他社に比べて20％から60％も安い保険料を支払うことができます。

他の保険会社は、より安全なドライバーにはより安い保険料を提供すると執拗に宣伝していますが、テスラの新バージョンの保険商品は、宣伝通りに機能する限り、その約束の最も具体的なバージョンを提供することができます。

テスラは、保険の提供を他の州にも拡大することを目指していますが、CEOのイーロン・マスクは、先日開催された同社の株主総会で、カリフォルニア州に続いてテキサス州が最初になると発表しました。

また、マスクはその株主総会で、テスラの本社をテキサス州オースティンに移転することを発表しました。

オースティンは、テスラが昨年、米国の次の自動車工場を建設した場所です。