国連人権トップがAIの誤用を懸念、透明性の確保を促がす
国連人権トップ、AI技術の使用一時停止を
- 国連がAIと人権に関する報告書を公表
- AIのリスク評価や対策を、国や企業が怠っていると警告
- AIの誤用によって、社会保障や逮捕など、不当な扱いを受けるケースが多発していると指摘
- 不透明な方法での個人データの収集にも懸念を示す
- AIの開発や利用状況について透明性の確保が求められる
Urgent action needed over artificial intelligence risks to human rights
「AIの技術が人権に与える深刻なリスクを評価し、対処するには時間がかかるため、緊急の行動が必要である」と警告。「人権に対するリスクが高ければ高いほど、AI技術の使用に関する法的要件を厳しくすべきである」としている。
また、バチェレ国連人権高等弁務官は、国際人権法を遵守して使用できないAIアプリを禁止するよう求めた。
人工知能は、社会が現代の大きな課題を克服するのに役立つ、良い方向への力となり得る。しかし、AI技術は、人々の人権にどのような影響を与えるかを十分に考慮せずに使用された場合、負の効果、さらには破滅的な効果をもたらす可能性がある
バチェレ女史