気候変動リスク:アクチュアリーの新たな思考方法が求められる領域
Radeのプレゼンの中で以下のような投げかけがあります。 極端な竜巻の発生確率は、過去から変化しているのか? 再建のコストは木材価格の高騰の影響を受けているのか? これらはランダムな異常現象なのか、それとも長期的なトレン […]
金融庁が「金融機関における気候変動への対応についての基本的な考え方」を公表
金融庁が気候変動対応の公開草案を公表しました。主な対象は銀行や保険会社。 基本的な考え方 金融庁の検査・監督基本方針(平成30年6月29日公表)を踏まえ、分野別の考え方と進め方として、金融機関の気候変動への対応についての […]
国際アクチュアリー会の気候変動リスク関連の出版物で用いられる用語集
2021年8月時点の用語集です。 ACPR:フランスの銀行・保険監督機関 適応:実際の、または予想される気候とその影響に適応するプロセス 人為的な(Anthropogenic)地球温暖化:人類が輩出した温室効果ガスが原因 […]
米SECの気候リスク開示規則から読みとく、保険会社と気候変動リスク管理
2022年3月21日にSECが「投資家向け気候関連情報開示の強化・標準化のための規則」を公表しました。 SECの規則の概要については、金融庁の「ディスクロージャーワーキング・グループ」(第7回)の資料にまとめられています […]
自然関連のリスクと機会のマネジメントと開示のフレームワーク
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、財務およびビジネス上の意思決定に自然を考慮する必要性への認識が高まっていることを受け、設立されたもの。 TNFDは、組織が進化する自然関連リスクについて報告し、行動するた […]
IPCC報告書にみる気候変動が健康被害に与える影響
IPCCの第2作業部会が2月28日に報告書を公表しました。 膨大な資料を読むだけで1.5度体温が上がると比喩されるこの報告書。そんな読者の体温上昇を防ぐために、生命保険会社が気になる第7章「Health, Wellbei […]
GDPを超えて:新しい資本主義に向けてアクチュアリーができること
新しい資本主義。 日本でもよく耳にするこの言葉。アクチュアリーと無縁の領域ではありません。 英国議会の議論にアクチュアリーが登場していました。登場したのは英国アクチュアリー会の理事であるニック。年金アクチュアリーのようで […]
英国アクチュアリー会が「気候リスクと持続可能性」コースを開設
バーチャルな学習環境を通じて提供される8週間のコース。 英国アクチュアリー会のすべての会員が利用できます。 週8時間から10時間程度の受講を想定。 バーチャルに集まって議論することで、学習効果を高めることもできる。 最初 […]
気候変動による異常気象で、2021年に世界で数十億円の損害が発生
今年の自然災害、被害19兆円 クリスチャンエイド調査 2021年に世界で発生した自然災害の被害額で上位10位の合計は約19.5兆円 前年比で17%増 被害が最も大きかったのは8,9月に米国を襲ったハリケーン「アイダ」で、 […]
生保のリスク・フレームワークに気候変動リスクを組み込むためにオススメの文献
(この投稿は2022年2月5日に更新されました) 「気候変動リスクは損保がメインで生保は関係ない」 日本にいるとそう感じてしまうアクチュアリーが多いと思います。 本当にそうなのか? 英国アクチュアリー会には、生保・気候変 […]