新型コロナの影響で、2020年の米国死亡率が大幅に悪化

米国アクチュアリー会が2020年の死亡率を公表しました。以下の通り、かなり衝撃的な改善率です。

  • 2020年の全死因による年齢調整死亡率は、16.8%という歴史的に高い増加率を記録
  • この増加率は、スペイン風邪の大流行時に発生した1918年の11.7%増を上回った
  • 新型コロナの死亡を除くと、他のすべて死因の合計死亡率は4.9%増加

全死因死亡率の改善率

性別・年齢別の改善率は以下のとおり。新型コロナを含めた場合の女性および男性の死亡率はそれぞれ15.3%、17.8%増加し、新型コロナを除くと4.2%、5.1%の増加。

新型コロナは、年齢や性別によって影響が異なっています。5歳以下は新型コロナの影響をほとんど受けていません。新型コロナの影響は、女性よりも男性の方が大きくなっています。

新型コロナの影響が大きいですが、それを除いてもマイナスの改善率。新型コロナ以前からあったオピオイド等の課題は、まだ残っているようです。

男女別・年齢別死亡率の改善率

次に、死因を見てみます。心臓病、がんに続いて、3位に新型コロナが登場しています。糖尿病、肝臓、高血圧などの生活習慣病による死亡率も悪化している点が気になります。

死因別死亡率の改善率

事故による死亡率も16.3%と大幅に悪化している点も気になります。この部分について、米国アクチュアリー会は、オピオイドを除いた事故とオピオイドによるものを分けた分析を行っています。

オピオイドを除いた事故による死亡率の改善率

オピオイドによる事故の死亡率の改善率

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