英国アクチュアリー会のCMIのアップデート
Four months of excess mortality, notes CMI
新型コロナのパンデミック期間中、CMIは、死亡率モニターを通じて英国の死亡率分析を頻繁に発表している。本日の更新では、2021年11月16日に国家統計局(ONS)が発表したイングランド&ウェールズの死亡データ(暫定値)に基づき、2021年の第44週(10月30日~11月5日)を取り上げている。
- 2021年の第44週にイングランド&ウェールズで登録された死亡者数は、死亡率が2019年の第44週と同じだった場合に比べて1,086人多く、予想よりも10%多い死亡者数に相当。
- パンデミック開始から2021年11月5日までの間、英国では全死因による死亡者数が予想よりも約113,500人多くなっている。そのうち、4万600人が2021年に発生。
- COVID-19が死亡診断書に記載されたイングランド&ウェールズの死亡数は、2021年第44週に995件だった。
CMI notes sustained excess mortality during third quarter of 2021
- 2021年の第39週に英国で記録された死亡者数は、死亡率が2019年の第39週と同じだった場合に比べて700人多く、予想よりも7%多い死亡者数に相当。
- 年齢別の死亡率の2020年との比較には顕著な違いがあり、これまでのところ2021年は高齢者の死亡率が大幅に低下している一方で、65歳未満の死亡率は約3%高くなっています。
- パンデミックが始まってから2021年10月1日までの間に、英国では全死因による死亡者数が予想よりも約108,100人多くなっている。そのうち、35,200人が2021年に発生しています。
- 2021年の超過死亡者数は四半期ごとに大きく異なり、第1四半期は予想よりも3万4,300人多く、第2四半期は予想よりも9,900人少なく、第3四半期は予想よりも1万900人多くなっています。
- 新型コロナが死亡証明書に記録された英国の死亡者数は四半期ごとに大きく増加しており、第2四半期末の第26週では181人であったのに対し、2021年第39週では1,045人となっている。